ハリー・ポッターで読む伝説のヨーロッパ魔術


【ユーザーによる評価】 平均評価: 3.5/ 総数: 2件
[4点] ヨーロッパ魔法雑学入門書?
ハリー・ポッターシリーズで魔法使いの出てくるファンタジーの面白さに目覚めた方にとっては、ゴブリン、錬金術師、ピクシーなどは聞きなれない言葉だろう。ハリー・ポッターシリーズは、そんな「魔法使い文学初心者」の方でも楽しめるし、ヨーロッパの魔法使い文学や魔術の歴史・昔話や神話に興味を持って知識のある人でも楽しめるお話なのだ。

とはいえ、話の中に出てくるアイテムや単語がどういう意味をもち、それはヨーロッパのどんな歴史的伝統に則っているのかを知っていると、物語が何倍にも楽しめることは間違いない。しかしそれを網羅するには大分いろいろな本を読まなくてはならないだろう。

この本は、「魔法使い文学初心者」なら「なるほどね」とうなづきながらページを繰るに違いない、そんな魔法雑学がたくさん詰め込まれている。
なかなか楽しめる1冊である。 (2004-03-12)

[3点] 魔法使いは怖くない?
『ハリー・ポッターと賢者の石』を読み始めた頃、とても面白かったので、友人達にお薦めしていた。ついでに仲良しの英会話のイギリス人の先生にもこの話をした。ざっとストーリーを説明したら、明らかにわかるほど彼女の顔が曇った。そして次に英語で、こういう趣旨のことを言われた。
「魔法使いの存在を信じるのはいけないことだ。」

そういえば、映画『ゴースト』の話題が出た時も彼女はその話題(幽霊の存在)を選ぶこと自体が有罪であるような反応を示していた。つまり、彼女を支えている文化では、魔法使いとか幽霊の出てくる本はたとえ童話であっても許せないということなのだ。彼女の文化を理解すると共に、私のいるところの文化がそういう制約から自由であることはラッキーだったと思った。

魔法使いとか幽霊の出てくる本を許さないという考えでいたら一生『ハリー・ポッター』シリーズの面白さを味わうことは出来ない、とつい得意気になってしまいそうだけれど、良くも悪くも魔法使いについての伝説が数多くあったからこそ『ハリー・ポッター』シリーズが生まれてきたのだ。

安心して読める文化に在住していることを感謝しつつ、せっかくだから伝説の魔法使いのこと、ホグワーツの紋章の由来、彼ら/彼女らの名前の由来、どうして魔女は箒にまたがるのか等を知って、もっともっと『ハリー・ポッター』シリーズの奥行きの深さを堪能しよう!非ヨーロッパ人として異国のファンタジーをただ味わうだけではもったいない。 (2001-11-25)

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ハリー・ポッターと炎のゴブレット 携帯版

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
『Harry Potter and the Goblet of Fire』(邦題『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』)でローリングは危険と歓喜を表裏一体に描きだしている。次々に登場するドラゴンや屋敷しもべ妖精たち、命をかけた挑戦の数々。いまや14歳となった孤児の主人公がマグルの親戚を離れてホグワーツ魔法魔術学校に戻れる日まで、残すところ2週間となっていた。そんなある晩、ハリーは不吉な夢を見て、稲妻形の傷が激しく痛みだす。彼は不安になり、人目を忍んで生きている自分の名づけ親、シリウス・ブラックに連絡を取る。幸い、今シーズン初のスポーツイベント、クィディッチ・ワールドカップを観戦できる喜びで、ハリーはヴォルデモード卿とその邪悪な手下、デス・イーターたちが殺しをたくらんでいることをしばらく忘れることができた。

さあ、巨大な透明マントを投げかけて、物語のもっと先をのぞいてみよう。すると見えてくるのはただ、「あの人」がハリーを狙って動き始めたこと、そして今年は、グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルバフ、スリザリンの間でクィディッチ・マッチが行われないということだけ。だがその代わりに、ホグワーツ校とほかの2つの魔術学校── おしゃれなボーバトンズ校と冷淡なダームストラング校── とで、3魔法使いトーナメントが開催されるという。各学校の代表に選ばれた者が3つの究極の試練に立ち向かうことになっている。はたしてハリーは幸運な挑戦者となることができるのか?

しかしクィディッチ・ファンの読者もがっかりすることはない。今回はこの最高のゲームをワールドカップのシーンで楽しむことができる。マグルに変装した10万人の魔女や魔法使いが「じゅうぶんにさびれた荒野」に集合する。ローリングはいつもと変わらぬ魔法の手さばきで細部を描き、生き生きとしたコミカルな世界をつくりあげている。突拍子もないのはたとえば観客のテント。生きたクジャクをつないだ小宮殿もあれば、塔をいくつも備えた3階建てもある。売られているスポーツグッズもすごい。「選手の名をキーキー叫ぶバラ飾り」や「本当に飛ぶファイヤーボルト(高価な最速のほうき)の小型モデル」、「得意げに手のひらの上を歩き回る、集めて楽しい有名選手の人形」などなど。

もちろん、両チームもそれぞれに強烈な個性がある。たとえば各チームのマスコット。ブルガリアチームのマスコットは、だれもかれもを魅了して一瞬のうちに自分たちの味方に引き入れる美しいヴィーラ。アイルランドチームの応援者までがたちまちヴィーラに夢中になる。しかしアイルランドも負けてはいない。大勢の小さな応援団が自ら打ち上げ花火となって舞い上がる。「レプラコーンたちは再度空中に飛び出すと、今度は巨大な手となって、フィールドの向こうのヴィーラに宣戦布告のサインを送った」

シリーズ4作目が出版されるずっと前から、ローリングはこの作品がこれまでになく暗いストーリーだと予告していた。たしかにこの作品は、読者を笑わせた次の瞬間にはかならずハリーの命を脅かし、読者を不安にさせている。物語の奥深くには危険とともにさまざまな感情が潜んでいるのだ。とはいえ、ローリングは新しい愉快なキャラクターも登場させている。たとえば、闇の魔法使いの追手、アラスター・“マッドアイ”・ムーディ。彼は年をとって妄想症になったとかならないとか。それからネタを探してホグワーツ校をゴキブリのように忙しく動きまわるリタ・スキーター(この日刊予言新聞のスクープ探し屋が愛用する「コメント速書きペン」は、純粋そのもののコメントも、脚色のひどいゴシップ記事に変えてしまう)。

強烈な印象の残るエンディングで、ローリングはいくつかのプロットを未解決のまま残し、5作目につなげている。これを読むと、ひょっとすると著者自身にもヴィーラの血が流れているのでは、という気がしてくる。彼女のペンは、彼女の世界を完璧にする魔法の杖なのかもしれない。


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 255件
[5点] シリーズ最高作
この作品を書いた当時作者は冴えていた。
発想内容や展開の仕方など全てを取ってみても上り坂にいた。
冒頭から最後へ至る筋は、少しも厭きさせないで一気にスピード感を持って読ませた。
しかし残念なことに次の5作目は何時もどんな時にも作品全体に流れていた作者独自の冴えた描写、文体、リズム、インスピレーションが何も無かった。
どうして才能の冴えもリズムも発想も急に無くなってしまったんだろうか首をかしげたくなる。同じ作者と思えなかった。
6作では4作以前の文体に戻り、挽回し始めているが。
例えば、5作のハリーが怒鳴っている一連の台詞は作者の文章を書く際の破綻としか考えられない。
1〜4作の延長に登場してきた閃きのあるハリーならば5作に登場する様な馬鹿な人格にはならなかった筈。違和感が残った。しかも6作でも本然のハリーの人格に戻っている。
4作はこのシリーズ最高傑作。3校の対校試合とそれに絡む登場人物達の心理模様全てがヴォルデモードとの対決へ向けて熱くスピーディに語られ展開していく。 (2007-10-18)
[2点] あくまで携帯版への星の数です
もう一度読みたくて外出先でも読めるようにと携帯版を購入しましたがどこが携帯版なのでしょうか?何が携帯版なのでしょうか?ハード版のものを一回り小さくしただけですよね。携帯版とするのであれば何冊かに分かれてもいいから文庫サイズにしてカバンに入れやすく持ち運びやすいサイズにして欲しかったです。
この星2つはあくまで携帯版への2つであって話の内容は星4つです。 (2007-07-31)
[3点] 他の学校は要らない
4巻はあまり好きな巻ではありません。
3巻までのスピードは良い。4巻は無駄なエピソードが多いと思います。フラーやクラムは正直、全く興味がありません。他の学校の生徒やダンパは要らないです。他の巻は読み返しますが、4巻だけは1度のみ。謎解きもつまらない。
ヴォルデモートも「俺様」とかって可笑しい。怖くないです。 (2007-07-25)
[3点] 女の子はどこに?
ハーマイオニーの強さと可憐さが現実味を帯びているように思えていたのですが、だんだんダークな表現がつのりはじめて、次の巻はちょっと・・・かもしれないと心配しています。やっぱりイギリスの作家さんだからでしょうか? (2007-07-04)
[4点] 本が2冊で慌ててしまったけど・・・
「炎のゴブレット」から、本が2冊になって、読むの大変だと思っていましたが、スラスラと読む事が出来ました。2冊もあると、映画にするのは大変なのでは?と、余計な心配もありましたが、カットされる所はされてしまうのですね。原作ではないと、味わえないハリーの気持ちが本ではきちんと表現されていて、大人になったハリーを楽しめました。 (2007-03-31)
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ハリーポッターと混血のプリンス (仮)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 1件
[5点] まぼろしのタイトル
ハリーポッタ本で、タイトルが採用されなかったもの。
英語版のことなら、英語のものがある。

(2008-01-24)
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