壊色 (ハルキ文庫)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 3件
[5点] ディスカバー日本語。
 町田康の著書を読むようになって、自分の日本語能力が上がりました。
 などとインチキ健康器具のキャッチコピーのような事を言ってしまいましたが、私の中では事実なのです。

 執筆以外にパンク歌手として作詞を古くからやっている著者が書くこの本からは日本語の面白さやいい加減さを改めて感じとることができる。そして、この著者の作品の特徴とも言える独自の「文のリズム」がその日本語の面白さというものを最大限に引き出しているのではないだろうか。

 ゆくゆくは学校(特に義務教育)の教科書に載って欲しいなぁ。と密かに思う一冊。 (2003-06-07)

[3点] 声に出して読みたい日本語
狂った社会を狂ったままに。
朗読してストレス解消。 (2002-08-26)
[5点] 壊色
文庫が出てたか。。。。エッセイなのか、詩なのか、はたまた小説なのか、何度読んでも、判らないが、いつ読んでもそのつど新しい印象。魂をへろへろにしたい時に読むと最適。しかし著者は「町田町蔵」だったはずだが。。。まあよい。 (2001-05-24)
【関連商品も見たい!】
 ・ 土間の四十八滝 (ハルキ文庫)
 ・ 供花 (新潮文庫)
 ・ つるつるの壺 (講談社文庫)
 ・ 耳そぎ饅頭 (講談社文庫)
 ・ へらへらぼっちゃん (講談社文庫)

Tag : 町田康

SWITCH特別編集号「SWITCH ISSUE」Cocco オダギリジョー 伊勢谷友介 ジャック・ジョンソン ほか


【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 1件
[5点] SWITCHでふれるこっこ。
私的に、こっこのインタビューは、SWITCHがいちばん素晴らしいと思っています。少し古いですが、ここには彼女の97年のインタビューが掲載されています。生まれ育った沖縄で、大切に大切に言葉を紡ぐ彼女が、とても尊く感じられました。愛している島について。やってみたいクレープ屋さんについて。みていたい夢について。

こっこについて知らないことは多いけど、歌は、ずっと残ります。そのことの幸せを、感じました。

「荷物はすくない方が、高く飛べます」。
という言葉が印象的でした。 (2002-12-23)

【関連商品も見たい!】
 ・ Switch (Vol.21No.6)
 ・ ROCKIN'ON JAPAN (ロッキング・オン・ジャパン) 2006年 07月号 [雑誌]
 ・ bridge (ブリッジ) 2006年 08月号 [雑誌]
 ・ 野性時代 vol.22 (2005 9) (22)
 ・ 8.15 OKINAWA Cocco

Tag : 町田康

作家の読書道2


【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 1件
[5点] 作家がどうして作家になったのか!?
本書は作家といわれる人々への読書体験に対してのインタビュー記事をまとめたものになる。

作家という人々はたくさん本を読んでいるのか。
それはもちろん幼少の頃からなのか。
古今東西のテキストは一通り目を通しているのか。

作家に対する普遍的なイメージ(?)と、
実際の作家の読書体験のギャップ(?)が面白い。 (2007-10-20)
【関連商品も見たい!】
 ・ 作家の読書道
 ・ 桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。
 ・ 青年のための読書クラブ
 ・ 桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE
 ・ 書斎の達人

Tag : WEB本の雑誌

日本文学にみる純愛百選 zero degree of 110 love sentence


【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 2件
[5点] <純愛>本ならこれ一冊。
「冬ソナ」しかり、「セカチュー」しかり、「愛ルケ」しかり…。とかくこの世は〈純愛〉だらけ。でも〈純愛〉ってホントはどんなもの? ってな訳で、そんな疑問に答えてくれるのがこの本。〈純愛〉ブームも〈純愛〉も、編者曰くの〈和ごころ〉を繙かなきゃ実のところわかんなーい。ってなもんで、日本の先人の愛のかたち110通りを探っているのがこの一冊なんです。意外にも、あの「電車男」の「萌えー」だって見つかっちまうんだからまぁ驚き(田山花袋「少女病」)。温故知新の純愛三昧!な一冊。作家のイラストも可愛く似てて、引用文もあるから、純愛文学事典としても、日本文学入門書としてもハンディでいいかも。 (2007-04-04)
[5点] 心に響く純愛のフレーズ
 10人の執筆者がそれぞれの担当作家の名品の中から選りすぐった文章に、解説を付している。短いフレーズでこのテーマの百態を紹介して、読み応えがある。抜粋の一部しか挙げられないのは残念であるが…
 そヾろに床しき思ひは有れども、手に取りあぐる事もせず空しう眺めて憂き思ひあり(樋口一葉「たけくらべ」)
 それでもわたくしは今、たった一つ、天の国にいるあの人に、消息する方法を見つけたのです。それはすぐ消える、あの夏の夜の花火をあの人のいる天に向って打ちあげることです(中河与一「天の夕顔」)
 疲れはてているお顔だった。犠牲者の顔。貴い犠牲者。私のひと。私の虹。マイ・チャイルド。にくいひと。ずるいひと(太宰治「斜陽」)
 「覚えておいて。殺しても飽き足りないくらい好きよ。わかった?」(松浦理英子「ナチュラル・ウーマン」)
 神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?」(小川洋子「博士の愛した数式」)
 彼の中には、普通の人が持っているさまざまな感情のフィルターの代わりに、美しく磨かれた水晶の万華鏡がある(桜井亜美「イノセント ワールド」)
 わたしの小さな光のために/まわりの闇が もっと濃くなる/わたしにはあなたがみえない/あなたのなかの闇がみえない(吉原幸子「続・吉原幸子詩集」)
(2007-03-31)
【関連商品も見たい!】
 ・ 恋愛中毒 (角川文庫)

Tag : 芳川泰久 江南亜美子 荻野哲矢 駿河昌樹 高頭麻子 十重田裕一 三ッ堀広一郎 望月旬 山崎敦 和久田頼男

町田康全歌詩集1977~1997


【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 1件
[5点] 原点を再発見する楽しさ
町田さんの最近の活動では、やはり小説やエッセーなどの「文学」が目立つところだが、やはり彼の原点は歌=詩である。
単純に作品のタイトルを見ても、「夫婦茶碗」「つるつるの壷」は、そのまま「詩」でも存在するし、「パンク侍」に出てくる「腹ふり」などの部分を見ても、オリジナルがある。
つい先日、彼の対談を見る機会があり、「最近、ようやくやりたいこと(=表現したいこと)が出来るようになってきた」と、言っていました。
十代、二十代、の彼の音楽は、文字通り「心の叫び」のように、彼の中から自然と出てくる言葉として私は受け取ってきたが、その叫びを、より適切な表現として「小説」や「エッセー」へと変換していったのではないだろうか。もしくは、「詩」と「文章」の二つが並列的な立場かもしれない。
そう言う意味では、彼の多くの詩を、レコードやCDにも収録されていない詩を、一度に沢山触れることが出来るのは、彼の今後の活動を、いっそう深いものとして感受できるはずで、とても楽しいことだ。 (2005-04-02)
【関連商品も見たい!】
 ・ 俺、南進して。
 ・ 駐車場のヨハネ
 ・ 町田康詩集 (ハルキ文庫)
 ・ 浄土
 ・ 供花 (新潮文庫)

Tag : 町田康