鴨川ホルモー


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 58件
[4点] 読みふけっていたら、通勤電車で2回もしくじって…
「夜は短し歩けよ乙女」京都の学生つながりで読み始めました。
興奮度は"乙女"の方に軍配。
しかしながら、通勤電車で読みふけっていて
乗り換えホームを間違えたり
折り返し電車に乗ってるのにそのまま元の駅に折り返しちゃったり
集中度は"ホルモー"に軍配。

"ホルモー"はストーリーもなんとなく想像でき
サラサラした読み味で胸躍る感じはあまりなかったけど
何故か読みふけってしまう本でした。

私が京都の学生だったら、間違いなく勧誘され
間違いなく大活躍したんじゃないか
っと内心実はウズウズしていたのかもしれません。 (2008-04-10)
[4点] 京都人としてのツッコミ(笑)
八坂神社をバックに四条通を闊歩する青い着物を着た4人の若者・・・京都版「Abbey Road」のようなこの表紙に惹かれて買ったものの読んでいなかった「鴨川ホルモー」。
実は最近まで毎週楽しく観ていたドラマ「鹿男あをによし」の作者のデビュー作だった。
この「鴨川ホルモー」は来年、松竹系で映画化されるそうだ。
これは京都人としても押さえておかねばなるまい(笑)。
「ホルモー」とは何ぞや?それはネタバレしてしまうと面白くないので、大学対抗で行なわれる架空の「何か」だとしておく。
「鹿男」と同じように突飛な発想が面白く、確かに映像化すべき作品だと思う。
内容に関して事細かに書くと、これから読む人、来年映画を観る人に気の毒なので、大筋に影響の無い個人的突っ込みどころを何点か。
まず主人公を始め「ホルモー」のメンバー男女10人は、京都三大祭のひとつ「葵祭」に学生バイトで参加したのがきっかけで集められるのだが、この葵祭の学生バイトは現実には男子限定である。
女人列に参加する女性は、実はぶっちゃけコネで集められ、斎王代(女人の主役)には老舗のお嬢さんが多い。私も学生時代女人列に参加した事があるので、ちょっと拘ってしまうが、あくまでバイトではなく奉仕。ここ最近は逆に結構な額の参加費用が必要とか。 (2008-03-24)
[5点] 軽く読めておもしろい
鴨川ホルモーって何??って思っていてもなかなか明かされずちょっと
じれったいのですが、これが作戦か!!ってくらい引き込まれます。
はっきり言ってギャグだと思うのですが、なんだか笑わそうとしている
おかしさじゃなく、本人真剣なのになぜか周りは笑ってしまう的な不思議な
おかしさがあります。

設定はファンタジーっぽいのですが、内容はほとんど、青春小説で
大学生って今も、昔とあんまり変わらないんだろうな〜っと
なぜか頬が緩むお話でした。 (2008-03-04)
[5点] よく練られているし、おっさんの掴みもOK
こんな若い作者が、さまださしとかを持ち出してくるなんて、少しばかりあざとい気もしましたが、内容も面白く許せるでしょう。
しかし、京都大学は綾辻〜森見〜この人、とその他多数の作家を輩出してますけど、なぜなんでしょう?
作中の芦屋は、実は京都人かた見た神戸の人間を象徴してるんでしょうねえ。
(2008-03-03)
[5点] 「無駄」にのめり込む学生の青春
最近、テレビドラマで『鹿男あをによし』ってやってるみたいですが、それの原作者が、この本の作者。

京都が舞台な点、ダメ学生が主役な点、作者が京大卒な点、作風がファンタジーチック(?)な点など、森見登美彦と比較しちゃいます。
私は万城目氏の方を好きです。語彙が自然に豊富で、ところどころにあるクスグリも、こっちのほうがツボです。

ストーリーは、「ホルモー」という非現実的な競技(京都産業大、立命館、龍谷、京大が対戦)に、学生たちがふとした拍子に携わることになり、だんだんと打ち込んでいく。それだけといえばそれだけ。
なんですが、何のために日々生きてくのか疑問に感じたり、それでも何かに打ち込んでみることがあったり、淡い恋があったり、そんなことを友人と話し合ってみたり、どこの若者にもありそうな風景が描かれます。
懐かしさを覚えるのは、学生時代に京都にいた人だけでないはずだと思います。

主人公の友人(入学まもない1回生)いわく
「僕たちがこの長い学生生活でこれから戦い続けなければならないものは、間違いなく虚無だ。いや、それは大学だけではなく、社会に出てからも、絶えず僕たちを苛むはずだ」(p.88)
それでも彼らは、ホルモーや恋などのいろいろな経験をしていく。―それは必ずしも意図してやったことでなく、目的に疑問を持ってやってたり、ただ偶然やってることだったりする―
そんな、一見無駄にしかみえない生活が、これはこれで学生生活謳歌してるかも的な、充足感をもたらしたりして。結局無駄なのかもしれないのですが。。
あーくすぐったい。青春小説。 (2008-02-10)
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ザ・万歩計


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 3件
[4点] 何を書いても面白い
著者初のエッセイ集。作者を志した動機から,会社勤めのエピソード,旅行記に至るまで幅広い内容である。面白い物語を書く作者は,どのような話を書いても面白いものであり,人の前で読んでいて,思わず『ニヤリ』としてしまい,多少恥ずかしい気持ちになった。個人的には「技術の時間」「FantasticFactory2」「マジカルミステリーツアー」などがお気に入りであった。しかし,この作者若い頃,どれだけ海外を旅行しているんだろう?と思い,プロフィールを見ると,1976年生まれ・・・年下かよ!・・・恐るべしである。 (2008-04-09)
[4点] エッセイも独特感あり
万城目さん、初のエッセイ集。
抱腹絶倒かと思いきや、
そうでもなく・・・・。
しかし、奥の深いエッセイ集だ。

色んな雑誌・メディアからのエッセイなので
統一感がなく、
話題も様々な方向へとんで行くのだけれど、
章立てにしてあって
章ごとの内容は統一感もあり、
すっきり読めます。
特に旅の章は面白かったです。

「鴨川ホルモー」いかにして書くようになったのか?とか
モンゴルでのトナカイとの出会いが「鹿男あをによし」に通じているとか、
なかなか興味を引かれる話もたくさんありました。

あ、でもゴキブリとの奮闘話がサイコーだったかも。

文体はいつもの万城目さんらしく、
決してイマドキの言葉遣いだったりはしないんだけど、
そこがまたよかったりするんだな。
(2008-03-20)
[4点] 作者の人なりに少し触れたかも!?
『鴨川ホルモー』が世に出た時は、知らない出版社に知らない新人賞だったし、かなり胡乱な目付きで本の売れ行きを見守っていたが、認知度が上がってようやく読んでみたらかなり面白かったと同時に、良いものを見逃していた自分の度量の無さを痛感しました。
で、万城目学の初エッセイが出たのを知り早速読んでみたのですが、出所がバラバラなので、エッセイも幼年期の話だったり、ゴキブリの話だったりと夢想するがごとくエピソードが飛んでいるのですが、『鴨川ホルモー』で見られた明治の文豪のような文体は健在でした。森見登美彦に酷似している文体はそのうちカラーが違ってくるとは思いますが、今のところ相似形を成して並んでいるかのようです。
出来れば作家デビューするまでの雌伏の期間をもうちょっとつまびらかにして頂けると嬉しかったです。 (2008-03-17)
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鹿男あをによし


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 55件
[5点] 現代にこんな作家がいたとは!
他のレビュアーの方も書かれていましたが、夏目漱石を思わせる空気感がある作品ですね。
そして、話の中でも出てくる「落語」にも通じる、思わず「くすっ」と笑ってしまうような、質の高い「ユーモア」も所々で感じます。
内容は破天荒で大学院で助手とトラブルを起こしがちな主人公が、教授のの勧めで奈良にある女子高に教師として2学期の間だけ赴任し、そこで突拍子もない、摩訶不思議な体験をするという話。
正直、最初の入り(先生が赴任するところ)は、「読むのを止めようかな」と思ったのですが、終盤になりこれらも全て意味があることがわかり、半分を超えたあたりからページをめくるスピードがアップし、300ページ目を超えたあたりからは読むのを止めることができなくなりました。
ドラマは全く見ていなかったのですが、「大和杯」での試合のところは映像で見てみたかったですね。
背景に「歴史」が登場しますが、歴史の専門家でなくてもそれほど難しさを感じず、むしろ「はるか時を越えて」というような、奥行きを感じます。
そして、ラストは本当に素晴らしい。さわやかな読後感が残ります。

「本屋大賞」でもベスト10に入っていたようですが納得!ぜひお勧めします。 (2008-04-16)
[5点] 悠久の時の流れ
なんといってもタイトルのセンスが素晴らしいと思う。
「あをによし」がいい。
心暖まるファンタジーで、ほのぼのする感じ。
奈良の方言を使っていれば、さらに情緒あふれるものに
なったのではと思うと少し残念。 (2008-03-22)
[5点] ドラマで興味を持ちました
原作を読むと、ドラマは結構忠実に作って他のがわかり、面白かったです。
先にドラマで話が分かっていても、充分に楽しめました。 (2008-03-21)
[4点] 名前あった?
なんだか爽やかで、みんな普通の人(?)で、強烈な悪意など無くて、
優しい気持ちになれる本。

奈良公園の鹿だけが、お辞儀をするってはじめて知った。

ところで・・・・
鹿男の名前って書いてありました? (2008-03-13)
[4点] ラストも好きです
非常に読みやすく、漱石の『坊ちゃん』を彷彿とさせる各種設定や文体に、にやにや。
先の読めない展開に飽きずに一気に読め、大和杯のシーンでは、
なんだか感動して涙腺が緩みました。
そしてイトちゃんはじめ、マドンナ、宿のばあさんに至るまで、
女性がみんな凛としていてたいへん素敵。
また奈良の風景がとても美しく表現されていて、行ってみたくなります。

読後感もさわやか。 (2008-03-11)
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ホルモー六景


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 18件
[5点] 涙が・・・
『鴨川ホルモー』の続編と思い込み読み始めましたが、ホルモーに関わる人々の恋の物語でした。前編をはじめ、色々なところに伏線が張られていて、「やられたな〜、そういうことか〜」という感じ。作者の頭の中を覗いてみたくなりました。『長持ちの恋』を読んだ後は胸がいっぱいになり涙が出たほど。読後ものすごく余韻が残る作品だと思います。 (2008-03-20)
[5点] あとひく。。。
『鴨川ホルモー』を読んだ後というのが大前提ですが、おもしろかったですね。続編というのではなく、鴨川とほぼ同じ時間軸でちらちらと裏話が語られる感じが少しもどかしくて楽しい。何かと森見さんと比較されがちですが、私は洗練されきってない、少し不器用な万城目さんの文章好きです。
お気に入りは『もっちゃん』。べろべろばぁの店長の若い頃のお話かとも思いましたが、実家の酒屋をついでずっと京都で居酒屋をやっているという店長と、京都を去って地元の製糸会社に就職したという安倍氏はどうも別人?『もっちゃん』の生没年を考えても店長の学生時代とは30年位は開きがあるし。何にしろ『檸檬』が書かれた背景に本当にあった話なのでは?と思ってしまうような青臭くて、ほろっとさせられるお話でした。
新作も読んでみたいし、『ホルモー』の長編の続編もぜひ書いてほしいです。(惰性でダラダラは嫌ですが) (2008-02-23)
[5点] ホルモーの世界観が良い
一作目の『鴨川ホルモー』が半端ではなく面白かったので、続編(サイドストーリー)も大変期待して読んだ。結果、その期待は裏切ることなく読み終わることが出来た。どの景も面白かったが、とりわけ気に入ったのが『もっちゃん』である。『鴨川ホルモー』で主人公の名前が過去の登場人物と一致しているのは蛇足だとレビューで評したが、こんなところで持ち出されるとは意外だった。ちゃんと理由があったのね。もっちゃんが誰であるかは読んでからのお楽しみである。学園生活に得体の知れないサークルがあるっていうのは不確かだけど、一様な社会とは異なる文化があるようで、憧れを持ってしまうのである。 (2008-02-21)
[4点] やっぱりホルモーですね。
本作では「鴨川ホルモー」のときより文章が洗練されていて、複線の張り方や話運びがずいぶん上手くなっている。

「鹿男あをによし」がドラマ化され注目の作家であるが残念ながらこの原作はお勧めしない。話を置きに言ってる感が強くしかも話が単調だ。

やはり、 この作者はホルモーネタがあっている。

短編集の最終話「長持の恋」は特に好きな話だ。

まずは「鴨川ホルモー」を読んで欲しい。そしてすぐに「ホルモー六景」を読めばきっとホルモーの世界にはまれるはず。

え? ホルモーって?

読めばわかります。言葉では説明出来ないんですよこれが。

でもきっと本を読んだ後は、ホルモーって叫びたくなるはず。 (2008-02-01)
[5点] 鴨川のスピンオフ?作品
鴨川ホルモーを読んだら、すぐにこれを読む。
鴨川ホルモーでちょっと気になってた裏側が、全部明らかになる、って感じです。
ちなみに、私のお気に入りはローマ風の休日。
あと、鹿男で出てきた「狐のは」が出てくる?
スピンオフって微妙な気がしたんですが、面白かったです。 (2008-01-27)
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