キャッチャー・イン・ザ・ライ

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
1951年に『ライ麦畑でつかまえて』で登場してからというもの、ホールデン・コールフィールドは「反抗的な若者」の代名詞となってきた。ホールデン少年の物語は、彼が16歳のときにプレップ・スクールを放校された直後の生活を描き出したものだが、そのスラングに満ちた語り口は今日でも鋭い切れ味をもっており、ゆえにこの小説が今なお禁書リストに名を連ねることにもつながっている。物語は次の一節で語りだされる。

――もし君が本当に僕の話を聞きたいんだったら、おそらく君が最初に知りたいのは、僕がどこで生まれただとか、しみったれた幼年時代がどんなものだったかとか、僕が生まれる前に両親はどんな仕事をしていたかなんていう「デビッド・カッパーフィルド」調のやつなんだろうけど、僕はそんなこと話す気になんてなれないんだな。第1、そんなの僕自身退屈なだけだし、第2に、もし僕が両親についてひどく私的なことでも話したとしたら、2人ともそれぞれ2回ずつくらい頭に血を上らせることになってしまうからね――。

ホールデン少年は、教師をはじめとしてインチキなやつら(いうまでもなくこの両者は互いに相容れないものではない)と遭遇することになるのだが、こうした人物に向けられる風刺がきいた彼の言葉の数々は、10代の若者が誰しも味わう疎外感の本質をしっかりと捉えている。


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 218件
[4点] 五年前に読みたかった。
瑞々しい若さが光る小説といえば聞こえがいいが、若くないと読めないというか、若さが残っていないと読めない小説だというように感じました。
五年前に読みたかったです。 (2008-03-31)
[5点] 村上訳は、今の歌手が昔の歌をカバーする感じかな
だから、最初に出た翻訳と同じ感じを求めると無理があると思う。
それに、村上春樹訳とカバーに書かれているからこそ、ここまで売れたわけだしね。
(2008-03-18)
[5点] 二十歳くらいの人にお勧めかな
レビューを見て、評価の高かった野崎氏訳の方を買いました。
主人公の口調が最初は少ししつこい感じがしたけど、読んでくうちに逆にしっくりしてきました。
最後の方のホールデンと妹の会話と場面描写がとても綺麗で、読み終わったときは爽やかな気持ちになれると思います。

自分は大学生ですが、個人的には、高校生〜社会人一年目ぐらいの方に読んでもらいたい一冊です。 (2008-03-04)
[5点] 5年ぶりに泣ける本に出会った。
この本は、主人公が学校を退学になり、家に着くまでの3日間彼の心の中に起こったことを記した内容である。
たったの三日間の話であるが、一度読んでしまうと、心の奥深くに残って、一生消えないだろう。
最初から主人公は社会に対する不満や、偽善に満ちた人々に対する皮肉を淡々と述べているのだが、これが本当に面白い。
共感できるところも多くあり、一度読み出したら止まらなかった。読む前は、なぜ題名がThe Catcher in the Rye なのかがわからなかったが、
その意味を知り、なぜか泣きたくなった。
この本の感想は二極化しているようだが、子供と大人の境界線に立っているホールデンの精神的な不安、
子供の心の純潔さが失われていくことへの悲しみが感じ取れないなら、この本は退屈かもしれない。
しかし、最後の2文にホールデンの心の美しさ、世界のすべてに対する愛情が書かれている。それを感じとることができたら、一生この本が忘れられないはずだ。

できれば、大人になる前に読んでほしい。大人になってからでは、この本を読むには遅すぎるのかもしれない。

  (2008-01-26)
[5点] GOOD LUCK! 反吐が出るぜ。全く。
「運不運」か。本当に、そんなものを信じて居やがるのか。
「どうぞ、御幸運を!」。貴様は「幸運」の「実体」を
見た事が有るのかよ。「運の良さ」で金儲けが出来たのなら、
同じく、「運の良さ」で、何か別の事を遣って貰おうじゃねえか。
そうだな。年末ジャンボの2等か、3等でも当てて見せてくれよ。
2年連続で。但し、グリーンとサマー・ジャンボは、5等以下にしてくれ。
こっちも2年連続で。「再現性」が有る為らば、だが。
自分で「運の良さ」を使いこなす事も、
出来ねえ様な「阿呆の能無し」が、一体
どうして、他人の「幸運を祈る」事なんぞ、出来るんだよ。
この屑!!!

「幸運」か。単なる「偶然」にして、純然たる「統計学的概念」だ。
「祈る」のか。幸運を祈るのならば、「勝手に」鰯の頭にでも祈れば良い。
俺に、一々、言うべき事じゃない。尤も、貴様は、無神論者か。
いや、信仰する宗教は「拝金主義」か。

我々は、こう言う。
Have a nice trade!

Good luck! とは、決して言わない。

祈るのならば、システムに祈れ!!

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と、「16歳の自分」為らば言うだろう。
バクラーやら、ハイネケンやら、
ゲステルの話をしていたのが「21歳の自分」。
2つの「副次的自己」による、感情移入と、
少しだけ、離れて見た所から、ホールデン坊やを
「論評」して見た。 (2007-12-26)
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