パンク侍、斬られて候 (角川文庫)
【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 7件
我が期待値には満たない也 茂木健一郎との対談を立ち読みし、その言動に面白さを感じ興味を覚え、歌手にして芥川賞を受賞した作家であることを知り、何!?そんなんあり!?と感じ、初めて手に取ったのがこの作品。
読むと感ずるのはその独特な語り口。(個人的には永野護と同じ臭いを感じた。)
正当な文型を知りながら、豊富な語彙を駆使しし型を崩している感じがする。
作中の腹振り党の教義は、一般的な宗教にある構造をうまく茶化していると感心感服。
しかし、話の内容は並。故に星∴。荒唐無稽。ふざけすぎ。殺しすぎ。
広げた風呂敷の閉じ方もほぼ全て死である。死オチ?。おへどオチ?。
我が心は喜怒哀楽どの方向にも動かなかった。
(2007-11-29)
読むと感ずるのはその独特な語り口。(個人的には永野護と同じ臭いを感じた。)
正当な文型を知りながら、豊富な語彙を駆使しし型を崩している感じがする。
作中の腹振り党の教義は、一般的な宗教にある構造をうまく茶化していると感心感服。
しかし、話の内容は並。故に星∴。荒唐無稽。ふざけすぎ。殺しすぎ。
広げた風呂敷の閉じ方もほぼ全て死である。死オチ?。おへどオチ?。
我が心は喜怒哀楽どの方向にも動かなかった。
(2007-11-29)
うそつき野郎を、滅ぼしたい会話のなかで多くの登場人物がぐだぐだと理屈を捏ねます。作者は無駄なく無駄なことばかり書いていてたまにめちゃくちゃで、作者を信頼できないとこんな文学誰もついてこないと思うのだけれど、湧き上がる豊かな語彙と不意をつく説得力にひれ伏され、ここは少し町田康を信じてみようかという気になります。信じてついていった結果「あーはらはらしたもう一冊くらい手を出してみるか」ぐらいの気持ちにはなったけども一文学作品として仕舞いどころが見つからないので困ります。
文庫巻末の解説でたくさんの偉い作家や書評家が町田康を褒めちぎっている中で面白いのはみんな文章が町田康っぽくなってしまっているところ。伝染るんですね。ちょっと笑っちゃいます。
(2007-03-27)
文庫巻末の解説でたくさんの偉い作家や書評家が町田康を褒めちぎっている中で面白いのはみんな文章が町田康っぽくなってしまっているところ。伝染るんですね。ちょっと笑っちゃいます。
(2007-03-27)
圧巻腹ふり党読み終わってすぐ口をついた一言目が「面白いなぁー」
読んでいるときにバシバシ笑えて、読み終わって満腹な気分になって、
ずいぶん経ってからまた「あの本面白かったなぁ」としみじみ回想できる本なんて、
そうそうありません。
特にすごいのが新興宗教「腹ふり党」
腹ふって、国滅ぶ。
家でひとりで腹をふってみたくなること間違いなしです!!
うっかり腹をふっちゃった人は「町田党」です。 (2006-12-21)
読んでいるときにバシバシ笑えて、読み終わって満腹な気分になって、
ずいぶん経ってからまた「あの本面白かったなぁ」としみじみ回想できる本なんて、
そうそうありません。
特にすごいのが新興宗教「腹ふり党」
腹ふって、国滅ぶ。
家でひとりで腹をふってみたくなること間違いなしです!!
うっかり腹をふっちゃった人は「町田党」です。 (2006-12-21)
さすがの切れ味あの町田康が、時代小説を書いたというのがまず驚き。
そして実際に読んでみて、ちゃんと時代小説の体裁を取りながら、どこまでも自由にはみ出していく自由奔放さが痛快でまたまた驚いた。
時代劇なのに平気で横文字が出てくるし、後半はSF化するし・・・。
序盤、持ち前のだらだらしたストーリー展開で、一体話がどう収束するのか心配になるが、後半の怒涛の展開で、一気に終焉へと突き進む。破天荒な終盤は、まさに筆者のやりたい放題。
誰かに似ているようで、誰にも似ていない、筆者だけの切れ味鋭い小説作法にますます磨きがかかって、これから一体どんな小説を書いてくれるのかが楽しみです。 (2006-11-17)
そして実際に読んでみて、ちゃんと時代小説の体裁を取りながら、どこまでも自由にはみ出していく自由奔放さが痛快でまたまた驚いた。
時代劇なのに平気で横文字が出てくるし、後半はSF化するし・・・。
序盤、持ち前のだらだらしたストーリー展開で、一体話がどう収束するのか心配になるが、後半の怒涛の展開で、一気に終焉へと突き進む。破天荒な終盤は、まさに筆者のやりたい放題。
誰かに似ているようで、誰にも似ていない、筆者だけの切れ味鋭い小説作法にますます磨きがかかって、これから一体どんな小説を書いてくれるのかが楽しみです。 (2006-11-17)
「俺」はどこへ行ったのか?時代劇とSFが合体、そこに町田康の小説でおなじみの自己愛過剰の人々が入り乱れて、
最高レベルにぶっ飛んだ作品となっています。
しりあがり寿のマンガ「真夜中の弥次さん喜多さん」と双璧の傑作超時代物と言えましょう。
様々なパロディが散りばめられていますが、音楽好きの私としては、
腹振り党の乱痴気騒ぎがライブハウスや野外フェスでの熱狂に重ねられているところに
爆笑(そして、少し冷や汗)しました。
ところで、今回は、これまでのような一人称(「俺」「自分」など)の私小説スタイルではなく、
三人称(登場人物の心の中も描く「神の視点」)の小説となっていることから、
語りうる世界が広がり、各人の心理描写が読みどころとなっています。
一方、一人称で書かれていたこれまでの場合では、
主人公の幻想と現実が渾然一体となっていたところがおもしろかったのですが、
今回の三人称の場合には、超常現象が個人の幻想ではなく現実として受け取られるため、
小説というよりは、荒唐無稽な物語としての度数(SF度数)が高まっています。
(その点は、村上春樹の「アフターダーク」と似ているかも?)
いつもの「俺」は、語り手としてはもとより、
主人公の「掛」を中心とした登場人物に乗り移っているともいえますが、
一人だけ「俺」度の低い(何を考えているのか分からない)登場人物が現れますので、
お楽しみに。
ともあれ、詩や私小説だけではなく、物語までを武器として手に入れた
町田康の今後(の破壊と創造)が期待されます。
(2006-11-06)
最高レベルにぶっ飛んだ作品となっています。
しりあがり寿のマンガ「真夜中の弥次さん喜多さん」と双璧の傑作超時代物と言えましょう。
様々なパロディが散りばめられていますが、音楽好きの私としては、
腹振り党の乱痴気騒ぎがライブハウスや野外フェスでの熱狂に重ねられているところに
爆笑(そして、少し冷や汗)しました。
ところで、今回は、これまでのような一人称(「俺」「自分」など)の私小説スタイルではなく、
三人称(登場人物の心の中も描く「神の視点」)の小説となっていることから、
語りうる世界が広がり、各人の心理描写が読みどころとなっています。
一方、一人称で書かれていたこれまでの場合では、
主人公の幻想と現実が渾然一体となっていたところがおもしろかったのですが、
今回の三人称の場合には、超常現象が個人の幻想ではなく現実として受け取られるため、
小説というよりは、荒唐無稽な物語としての度数(SF度数)が高まっています。
(その点は、村上春樹の「アフターダーク」と似ているかも?)
いつもの「俺」は、語り手としてはもとより、
主人公の「掛」を中心とした登場人物に乗り移っているともいえますが、
一人だけ「俺」度の低い(何を考えているのか分からない)登場人物が現れますので、
お楽しみに。
ともあれ、詩や私小説だけではなく、物語までを武器として手に入れた
町田康の今後(の破壊と創造)が期待されます。
(2006-11-06)
・ 権現の踊り子 (講談社文庫)
・ 実録・外道の条件 (角川文庫)
・ 土間の四十八滝 (ハルキ文庫)
・ 夫婦茶碗 (新潮文庫)
・ くっすん大黒 (文春文庫)
Tag : 町田康
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