サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 19件
[5点] はちゃめちゃな親父さんだなw
型破りというのか、こんなやついねーよっていう親父さんに振り回される二郎少年の成長物語。二郎くんだけじゃなくて、洋子さん、桃子ちゃんの成長物語でもありますね。
長い物語だけどテンポよく読めます。
(2008-04-06)
[5点] これはスゴイ!!!
早く仕事を終わらせて先が読みたい!!!と思える久しぶりの作品でした。
主人公の小学生二郎、ちょっと(かなり?)変わった父、やさしさの中にも芯の強さを持った母、そしてどこにでもいそうな小学生の妹などなど、出てくる登場人物が皆、キャラクターが立っていて、ぐいぐいと物語に引き込まれていきます。
文章も読みやすく、それでいて簡単すぎずといった絶妙なバランスで小学生から大人までエンターテイメントとして楽しめる作品だと思います。
ちょっと予定の空いた週末にでもぜひ読んでみてください!
読み終わった後には、前を向きたくなるとびきりの心地よさが待っているでしょう。 (2008-03-20)
[5点] こんなお父さんは嫌だけど好きだ。
元過激派の人が、自分の父親だとしたらどうします?
税金は払わない、会社には行かず働かない。
あげくの果てには「国民やめる!」とまで言い出す父親。
そんな父と家族とのやりとりを描いたのが、この小説です。

個人的にはスラスラと読めた小説でした。
読んでいてストレスも感じさせず、テンポがいい感じだなと思いました。

思春期の悩みや、家族に対する想いなどが読んでいて共感出来る部分があったりと。
父親が本当に面白くて、現代社会に相応しい小説だと思います。

国に対するメッセージなどは、私たち国民が世の政治家に伝えたいことばかりで
納得する部分もたくさんありました。

この小説に出会えて本当に良かった。と、思える一冊です。
今の社会に不満、国民を辞めたいなーと思っている人にはピッタリの一冊だと思います。
(2008-02-29)
[5点] 学校なんて行きたい人だけ行けばよい
久々のおとり置き決定♪

なんていうか、生きていくのって、そんなにがむしゃらにならなくてもいいのだな。

自分の中の、自分で大切と思うものを守るのはとても大変だけど、

それ以外は、どうってことないさと。

実際のところ、父親がこういう人間だと、子供としてはいろいろ大変だけど、

でも、学校よりも大切なことを学べると言うのはとても贅沢なことと思う。

学校が大嫌いだった私には、学校なんて行きたい人だけ行けばよいという家庭は、

サンクチュアリです、はい。

長編ですが、とても読みやすいです。

機会があったらぜひどうぞ。

ま、夢物語・・・では、あるんですけどね(笑
(2008-02-26)
[3点] ちょっと軽いけど明るくて面白いな
元左翼学生運動家の過激派の父、それに同じく学生運動に身を投じていた母。特に父の変わり者ぶりは並大抵ではない。その父に翻弄される子供たち。東京での生活に結局慣れず、沖縄の南、西表島に移住するも、そこでいわゆる権力者の手先と一戦を交える父、いやその家族。全体に作者らしいスピード感とコミカルな味付けでどんどん先を読ませてくれる。最後は「夢の島」に夫婦で出かける二人。父の生き方に反抗的であった子供たちも、父の権力への抵抗に本当の正義とその爽やかさを感じることになる。読後感がそう深く残る作品ではないが、何となく爽快さを残してくれる作品であった。
(2008-02-21)
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