俺、南進して。


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 4件
[5点] 暗い穴ぐらをぐるぐる回る、そしてダンサブル。
いつもの町田康より、言いたいことが抽象的だ。いつもよりメッセージ、が直接的じゃない。
それはかなりのページが割かれてる写真を生かすため、バランスをとるためでしょう。
言いたいことを言い切っちゃうと、写真が、単なる引き立て役になっちゃう。
写真という、文章より抽象的なものを生かすためにそうなってるんでしょう。
結果的に、うまく写真と文章がダンスしているんじゃないでしょうか。
最後なんて特に、文章が完結したあと、写真が何ページも続くところなんて、最高の映画と、それを食っちまう勢いで流れるエンディングテーマ、みたいに感じました。
(2008-03-29)
[5点] 俺、ほの暗い場末の街を疾走。
傑作。
スピード感のある展開はあたかも本当に写経用紙の裏にボールペンかなにかで、
すらすらすらっと書き上げてしまったかのよう。
主人公が作中で構想を練る小説、主人公自身の現実とがマーブル模様のように混ざり合っていく。このへんのモチーフは新作、『真実真正日記』にも受け継がれているのだろうか。
町田氏、写真もまたかっこいいのなんの。 (2006-11-28)
[4点] 友達に勧められて。
この人の本を始めて読んだのがコレ。挿絵が写真でそれを撮ってるのがアラーキー。
女が裸でベッドに横たわっているのに真面目な顔して机で原稿を書いてる町田康は
なかなかの色男である。 (2003-02-10)
[4点] 男前やね。町田はん。
スリイングなストーリーにアラキイズムが拍車を駆ける。荒木の写真と町田の文言が交錯する本作品。 しかし、町田がこんなに美男子だとはいやー参ったね。 それも、何人もの女をコマしてそうな、何か危なっかしい感じ。小説もそんな内要。 (2000-12-13)
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